『エクセル表のデータの列と行を入れ替えたいけど、一つ一つ打ち直すのは手間がかかる‥列・行のデータを入れ替える方法はある?』
『Excelのデータを縦と横で変換してみたけど、数値が勝手に変わって上手くいかない‥こうなった時の対処法が知りたい!』
そんな方のために、Excelの列(縦)・行(横)のデータを入れ替える方法と、入れ替えた後に数値が勝手に変わって上手くいかない(数値が正しくない)時の対処法を10枚の画像を使用しながら分かりやすく解説いたします。
データを入れ替える方法はとても簡単です!
さっそく見ていきましょう!
エクセル| 列(縦)と行(横)のデータを入れ替える方法
エクセルを開き、(上画像)列と行のデータを入れ替えたい範囲のセルを選択し、右クリック → コピーをクリックします。
1.空白のセルをおおまかに広く選択し、
2.右クリック → 貼り付けのオプション:(上画像の赤枠内のアイコン)入れ替えをクリックします。
以上の流れで、簡単に列(縦)と行(横)のデータの入れ替えができます。
エクセル| 列(縦)と行(横)のデータを入れ替えると数値が正しくない!となった時の対処法
Excelデータの列(縦)と行(横)を入れ替えた時に、
元の数値が勝手に変化して、異なる数値が貼り付けられる現象が起こることがあります。
これは、関数を使って算出された数値である場合、また、相対参照になっていることにより起こる現象です。
相対参照とは?
参照しているセルの行と列の番号が、移動などの操作に連動して変化すること
※例:関数の数式により算出されたA(数値)は、コピー&ペーストなどの操作で違う場所に貼り付けると、数式で入っていた「行」と「列」が自動で変化するため、貼り付けたA(数値)も変化します。
この相対参照になっている状況を、貼り付けた後もデータが変化しないよう、絶対参照にする必要があります。
関数を使って算出された数値などを縦・横と入れ替えする時は、
1.絶対参照にする作業を行った後に、2.データの入れ替えを行いましょう!
さっそく作業を行います▼
1.列と行のデータの入れ替えを行う前に、元のデータを絶対参照にします。
まず、一つ目のセルをクリックし、fx の数式(上画像の場合赤枠内: =SUM(H6:I6))のところで作業を行います。
(上画像の赤枠内)『H6』の部分をクリックし、キーボードのF4キーを押します。
続いて、同じように隣の『I6』の部分をクリックし、F4キーを押します。
そうすると・・
(上画像)『=SUM($H$6:$I$6)』というように、行の番号、列の番号の前に$のマークがつきます。(「どこに移動しても、ここのセルを使って計算されていることは変わりませんよ!固定してますからね!」といったイメージです)
その後はエンターキーを押し、一つのセルの作業は完了です。
以上の流れを、残りのセルも同じように行い、一つ一つデータを絶対参照にします。
この作業が終わりましたら、通常通り、データの入れ替えを行います。
2.データを入れ替えるセルの範囲を選択し、右クリック → コピーをします。
1.移動させたいセルの範囲を選択
2.右クリック → 貼り付けのオプション:(上画像の赤枠内のアイコン)入れ替え をクリック
以上の流れで数値が変化することなく、参照元のまま入れ替えを行うことができます。
お疲れ様でした☆